BOGLIOLI(ボリオリ)はイタリアの紳士服ブランドで、1890年代にサルトリア(仕立て屋)として創業しました。「クラシック&モダン」をコンセプトに、伝統的なサルトリアーレの手法を継承しつつ、革新的な技術とトレンドを反映した製品を作っています。日本では伊藤忠商事系のコロネット株式会社が独占輸入販売していて、百貨店内のショップや路面店があるほか、セレクトショップでも取り扱われています。
BOGLIOLI(ボリオリ)の代表的な商品として、「DOVER」や「Kジャケット」などのジャケットが有名です。
DOVER
DOVER(ドーヴァー)はホップサック地の3パッチポケット、センターベント、3つボタンのジャケットで、BOGLIOLI(ボリオリ)を代表する商品です。(近年ではいろいろな仕様があります)
肩パッドや芯地といった副資材を極力省いたアンコン仕立てです。裏地もありません。
軽い着心地のジャケットを評する際に「カーディガンのような着心地」と言われることがありますが、これは大げさな表現ではありません。本当に軽い着心地でカーディガンのようです。背中の生地を明るいところに向けると、向こう側が透けて見えます。蒸し暑い気候の時期が長い日本ではジャケットを着られる期間が短いですが、BOGLIOLI(ボリオリ)のDOVER(ドーヴァー)は、着られる時期が長く、使い勝手が良いジャケットです。一方、秋も深まり肌寒くなってくると、このジャケット1枚では無理です。
Kジャケット
Kジャケットはカシミアに製品染め加工を施したジャケットで、BOGLIOLI(ボリオリ)が有名になるきっかけとなった製品です。
WIGHT
WIGHT(ワイト)は2パッチポケットとサイドベンツのジャケットで、DOVER(ドーヴァー)のフォルムを継承しつつ、胸ポケットを箱型にすることでビジネススタイルへの活用度を増したモデルです。
COAT
COAT(コート)は2パッチポケットとサイドベンツのジャケットで、BOGLIOLI(ボリオリ)のソフトジャケットの元祖となるモデルです。おもにコットン(綿)に製品染め(ガートメントダイ)を施したカジュアルな生地を用いています。
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