リーガルのウィングチップ「2235NA」

REGAL 2235NAは、プレーントウの2504やローファーの2177と並んでリーガルを代表する定番モデルです。

革はシボ感のあるスコッチグレインで、外羽式のウィングチップです。

ウィングチップ

ウィングチップの歴史は古く、16世紀にスコットランドのケルト民族が履いていた靴が発祥とされています。

ケルト民族の靴に付いていた穴飾りやギザギザの切り返し、2重のステッチ(縫い目)といったデザインが現在のウィングチップの礎となりました。

19世紀になると、英国貴族たちが田舎での散策やハンティングのときに履くハンティングブーツに受け継がれ、やがてドレスシューズにも取り入れられました。

ウィングチップシューズはアメリカでも流行しました。

つま先のチップのウィングがバックステイ(踵の縫い合わせ部分)まで繋がったアメリカ独自の意匠が生まれ、アメリカンブローグ(ロングウィングチップ)と呼ばれるように。アメリカントラッドを象徴する靴となりました。

リーガルの2235NAはメダリオン(つま先の穴飾り)、パーフォレーション(ウィングの縁や履き口に沿った穴飾り)、ピンキング(ウィングやタンの縁のギザギザ飾り)の3種のブローギングが施されたフルブローグです。

リーガルらしくグッドイヤーウェルト製法で、コバも張り出しています。靴紐は平紐でカジュアルな印象。

ロゴ

リーガルの革靴には中敷きにロゴが付いています。

ほとんどの革靴には「REGAL」という文字だけの簡易的なロゴが入っていますが、リーガル2235NAの中敷きロゴは、「Imperial Grade REGAL ESTABLISHED 1880」という文字とブーツの絵柄が入ったリーガルの旧ロゴです。


革底にも旧ロゴがあります。

外羽式

外羽式とは、アッパーの外側に羽が縫い付けられている構造で、プロシアの陸軍元帥ゲルハルト・レーバレヒト・フォン・ブラヘルが軍靴用に考案しました。羽の部分が全開して着脱が容易だったことから、一般的に広まりました。

鳩目の部分が競馬ゲートに似ていることから、イギリスやフランスでは「ダービー」とも呼ばれています。また、アメリカでは考案者の名前を英語読みして「ブラッチャー」とも呼ばれています。

グッドイヤーウェルト製法

グッドイヤーウェルト製法とは、アッパー部とコバ(細革)、アウトソールの3つを縫い付ける製法のことです。丈夫でオールソール修理などのメンテナンスをしやすいことが特徴です。

コーディネート

カジュアル靴を発祥としているうえ、ドレスシューズにおいてもアメリカでカジュアル仕様にアレンジされたウィングチップは、スーツよりジャケパンに似合います。

また、チノパンやジーンズにも合わせやすいです。

スーツであれば黒、ジャケパンやジーンズであれば茶の方がコーディネートしやすいでしょう。

アメトラっぽい雰囲気を出したければ、カジュアルな服装に黒の2235NAでもOKです。

手入れ

リーガル2235NAの手入れは、通常の靴クリームでOKです。

穴飾りが多いため、靴クリームを指で塗ると穴の中に靴クリームが貯まってしまうので、ペネトレイトブラシで靴クリームを薄くまんべんなく塗るようにした方が良いでしょう。

リーガル2235NAは革底なので、靴底の皮にも手入れが必要です。

靴底の皮は靴クリームよりもミンクオイルを使った方がよいでしょう。

リーガル2235NAは革底なので、雨の日に履くのには向きません。

革底に雨水が浸み込むと耐久性が悪くなるうえ、道路や建物の床など、材質によってはよく滑ります。



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